「まちシル」とは、「歩くまちには、何がある?」をキャッチコピーに、まちを知ることを楽しむまち歩き形式のプロジェクトです。身近にあるまちのおもしろさを、さまざまな視点から見つめます。
今回の舞台は、まちシル初開催となる「高蔵寺ニュータウン」。
高蔵寺ニュータウンは、春日井市の東部に位置するまち。大阪の千里、東京の多摩と並ぶ、日本三大ニュータウンの一つで、名古屋圏の人口増加に対応するために新たにつくられたまちです。1968年に入居が始まり、現在も4万人を超える人々が暮らしています。
また、ドキュメンタリー映画『人生フルーツ』の主人公として知られる建築家・津端修一さんが、日本住宅公団(現在のUR都市機構)の社員として計画に携わり、風の通り道となる雑木林を残すなど、人にとっての豊かな住まいを目指した場所でもあります。
多くの人が憧れたニュータウン。時代とともに生活様式が変わる中、そこに暮らす住民や関わる人の手によって、まちは今も新たな姿を更新し続けています。
廃校になった小学校を活用した多世代交流拠点「グルッポふじとう」には、図書館やカフェが入り、子どもから高齢者までが自然に集う空間になっています。地域で活動する人たちのつながりから新しい取り組みも生まれるようになり、いきいきと暮らす人たちの様子が印象的です。また、現在は20〜30年先を見据えた新たなまちづくり構想を進めている時期でもあり、ニュータウンはさらなる変化を迎えようとしています。
そんなまちをご案内いただくのは、「団地のつづき」をコンセプトに活動する建築ユニット「ダンチテクツ」のメンバーである内藤太一さん。高蔵寺ニュータウンで生まれ育ち、現在もこのまちに暮らしながら建築設計事務所を構え、団地を活かしたまちづくりに挑戦されている方です。
まち歩きは、ニュータウンの中心にある商業施設「サンマルシェ」からスタート。高層棟から建物がずらりと並ぶまち全体を眺め、その後、団地ならではの風景の中を歩いていきます。地域の居場所「えがおの駄菓子屋」「グルッポふじとう」にも立ち寄ります。
また、今回は特別に「リノベーション前」と「リノベーション後」の団地の室内も見学させていただきます!
ダンチテクツのwebサイトによると、入居時に配られた『住いのしおり』には、「アパート生活は鍵の生活です」「近代的なステンレス・ナガシ」といった言葉が並んでいるそうで、当時の最先端の住宅だったことがわかります。
その頃の気配を感じることのできる住戸と、現代の暮らしに合わせて生まれ変わった住戸を見せていただくことで、時代の変遷やこれからの理想の暮らしを考えるヒントが見えてくるかもしれません。
住民であり建築家としての視点も持ちながら、まちに関わっている内藤さんと一緒に、高蔵寺ニュータウンの「過去・現在・未来」がつながる風景を歩いてみましょう。あなたの中の「団地」のイメージもアップデートされるかもしれません。
<当日のスケジュール>
13:45 受付開始(集合場所:サンマルシェ UR賃貸住宅 高蔵寺営業センター前)
14:00 授業開始・オリエンテーション
自己紹介タイム
高蔵寺ニュータウンってどんなまち?
14:20 まち歩きスタート!
「サンマルシェ」「高層棟」「リノベーション前の団地室内」「リノベーション後の団地室内」「えがおの駄菓子屋」「グルッポふじとう」などを巡ります。
15:40 振り返り・感想シェア
16:00 授業終了・解散(解散場所:グルッポふじとう)