【4月中旬の春らしい気候の中、桑名・益生エリアでまちシルを開催しました。
普段から桑名に来ている人、住んでいる人、初めて来た人など、さまざまな立場の方にご参加いただきました。
先生は、益生でちょっと変わった古着屋さんと駄菓子屋さんを営む生駒郁代さん。

結婚を機に名古屋から桑名に移住され、孤独な中で子育てをされた経験から、自ら暮らす半径200メートル圏内を豊かにする活動をスタートされた方です。今回は、生駒さんが数年前に始められたという趣味のごみ拾いを一緒に体験しながらまち歩きを行いました。


住宅街や御用水の流れるエリアを歩き、2025年秋にオープンした駄菓子屋「ゆるがし」へ。生駒さんと一緒にお店を立ち上げられた建築家・境原さんにも話をお聞きしました。

地域の人に物置を貸してもらえることになり、資源が循環するようにと新たな建物はつくらず、工事の足場を使って駄菓子屋をオープン。クラウドファウンディングをきっかけに、オープン前から関心を寄せてくださる方もいらっしゃったそうです。駄菓子屋って貸物置を活用してできるんだ!と、「あたりまえ」を揺るがされる瞬間でした…!


その後も地元に住む人しか通らないような細い路地を探索したり、名物のうどん屋さんの前を通ったり。普段見ることの少ない、水路の上の「私有橋」にもワクワク。

生駒さんがいつもゴミ拾いをされているルートを通ってみると、決まって同じ場所に落ちているという「鬼ころし」のごみを発見!本来ポイ捨てはよくないことですが、捨てた人はどんな人なんだろう…とみんなで思いを馳せる時間になりました。ごみ拾いがまちや人の観察になるんだ!とこれまたびっくり。


地元の名物おじいちゃん、上山さんのアトリエにも立ち寄って話を聞かせてもらいました。定年退職後に絵やミニチュアづくりをスタートされた方で、つくられているものは細部までこだわりが詰まっていました。近隣のおうちの表札づくりも手掛けるほどの腕前…!


8月に桑名で開催される”やかましい”ことで有名な石取祭についてもみなさん興味津々で話を聞かれていました。
最後に生駒さんが営む古着屋「Fukumochi vintage」で、自分の暮らす半径200メートルを豊かにすることへの想いをお聞きしました。

「長く続けるためにお金を掛けすぎず小さく始める」
「無理をしない」
「一見価値のないと思われるものも方法次第で輝く」
という話を聞いて、自分でも工夫次第で何かを始められそう!、そんなワクワクを感じる時間となりました。

生駒さんがすれ違う人と笑顔であいさつを交わす姿が印象的で、移り住んだまちに根付いて活動されている様子が伝わってくるまちシルでした。
生駒さん、まちを案内いただきありがとうございました!

レポート/菅原春香
写真/まちシル部員(西村隆登・さぁーちゃん)、菅原春香