やきもの職人を目指す地元ライターとめぐる瀬戸 〜レトロな商店街やセトモノのまちならではの風景探し〜

まちシル

やきもの職人を目指す地元ライターとめぐる瀬戸 〜レトロな商店街やセトモノのまちならではの風景探し〜

  • 開催日 2026.05.31(日)
  • 時間 10:00 ~ 12:00
  • 教室 尾張瀬戸界隈
  • 先生 南 未来(みなみ みく) / ライター

初夏を感じる5月末、瀬戸でまちシルを開催しました。

先生は瀬戸でライターをしつつ、この4月からやきもの職人を目指して修行中の南未来さん。これまでのまちシルでも案内人を務めていただき、商店街などを中心に巡ってきましたが、今回はやきものにスポットライトを当てたまち歩きとして開催。

参加者は瀬戸に初めて来る人もいれば、何回か来たことがある人も。南さんと同じく職人を目指して勉強中という方にもご参加いただきました。

自己紹介の後は、南さんからまちの概要について話をお聞きしました。尾張瀬戸駅周辺は住宅街や商店街がありますが、すぐ裏にはやきものの土が採れる鉱山が広がっています。航空写真を見せてもらうと、こんなに広大なのかとびっくり。

良質な土が採れたことから瀬戸はやきもののまちとして発展し、名古屋にやきものを運ぶために鉄道が通ったり、駅前はやきものの問屋が立ち並んだりしているのだとか。まちの暮らしとやきものが密接に関わっていることがわかります。

尾張瀬戸駅前の商業施設、パルティせとには昔のまちの様子がわかる写真が掲示されていました。

まちを歩き始めると、至るところにやきものを発見!
お店の周りに個性的なオブジェが並ぶ「みそかつレストサカエ」、やきものの作品が展示されている橋、壁や足元に埋め込まれたタイル、看板からひょっこり顔を出す招き猫…など、さすが「セトモノ」の由来のまち。

やきものに関する施設もご紹介いただきました。
ミュージアムやショップが入居する複合施設「瀬戸蔵」、ツクリテのための拠点施設「せとまちツクリテセンター」、やきものの工房や展示スペース、カフェなどが集まった「新世紀工芸館」など、こちらもまた瀬戸らしい場所。

レトロな雰囲気の商店街を巡りながら、戦後からお店が続く「喫茶NISSIN」のお母さんにもまちの成り立ちについて話を聞かせてもらいました。昔は住宅よりもやきもののお店や工房が優先して好立地の場所に建てられる傾向があったそうで、それゆえ住宅街は路地が狭い奥まったところに建てられたそう。

深川神社の鳥居の足元にもたくさんのやきものが。地上なのに地下街!?と驚く「宮前地下街」を通り抜けて、今度は住宅街へ向かいます。

至るところに「窯垣」と呼ばれる瀬戸独自の風景が広がります。役目を終えた登り窯で使っていた窯道具を、産業廃棄物ではなく石垣のように再活用することで景観をつくり上げています。歩いていると製陶所があったり、やきものが埋め込まれたりしていてなんとも瀬戸らしい風景。

最後に宿とカフェ、うつわのセレクトショップでもある「Masukichi」に立ち寄って、今回のまち歩きは終了。

やきものと暮らしの近さをたっぷり感じる、ディープなまちシルとなりました。
参加者の方からも「自分だけだと通らない道を歩けて楽しかった」「瀬戸に暮らす人々の生活に当たり前に陶器が存在していて、その長い歴史を感じることができた」などの声をいただきました。

まちシル後も参加者同士でランチに行ったり、お買い物を楽しんだりと瀬戸のまちを大満喫した1日に。

まちを案内いただいた南さん、立ち寄らせていただいたお店のみなさん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

レポート/菅原春香
写真/まちシル部員(ノロサン)、菅原春香

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